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初夢公開鑑定2017 バックナンバー

たくさんのご応募ありがとうございました!

 今回もたくさんのご応募ありがとうございました。
 公開初夢鑑定は、すでに前世紀から行っていたという実績がありますが、とある年に某外資系サイトを通じて応募いただいた初夢の数は1000近くありました。またとある年にはたった10件しかご応募がなかったこともありますけれど、通算するとどうやら9000を超える(つまり10000近い)初夢を伺ってきたかと思います。ここまで継続できましたのも、応募してくださる方々がいてこそです。改めまして、これまでのご応募者にお礼申し上げます。
 
 さて、この初夢公開鑑定はご存知の通り、無料です。が、無料というのはボランティアという意味ではありません。私は通常、無料で人様の鑑定をすることはありませんが、初夢公開鑑定だけは特別です。ご応募いただいた夢の中から、公開したい夢を私が選ばせていただいておりますので、その点につきましてはあらかじめ、ご了解ください。
 また、閲覧者にとって参考になるという観点から選んでいます。
 夢を好意的に捉えて解釈することは大切ですが、無理に「吉夢」とするばかりが夢解きでもない、と、最近、思うようにもなりました。初夢鑑定のその後についてお話を伺うこともあり、「なるほど当たっている」もしくは「ちょっと違っていたのか」などと、夢の解き方について学ぶ貴重な実践機会ともなっています。
 
 ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、私は1992年に『細密 夢占い辞典』(学研)を出版する機会を得まして、夢占いを20代女性にもわかりやすく、という趣旨の本を出しました。それ以前に『前世を知るリリト占星術』(学研)を出しましたが、それは実際に前世があるかどうかということを論じるためのものではなく、無意識下からのメッセージを扱うことにおいて、夢も前世も、どちらもバーチャルヴィジョンという意味で同じ性質のものであるという考え方に立って書いたものです。
 それから25年間、雑誌の特集記事や『詳細 夢占い辞典』(学研)、『占いの世界』(アシェットコレクションズジャパン)では、古今東西の夢の歴史記事を執筆する機会を得ました。私自身は、占星術関連や暦系の仕事のほうがメインですが、今度とも、何らかの形で夢関連の著作は出していきたいと思っています。その時には、これまでたくさんの方々から伺ってきた10000近い夢の記憶がきっと役に立つのでしょう。

秋月さやか

初夢画像

2017年初夢公開鑑定、発表です!

1・平安朝の服の男性にエスコートされて神社参拝

 夢の中でタクシーに乗っていました。そして隣には平安朝の服の男性が座っていて、目的地に着いたらその方が右のドアを開けて先に降り私はエスコートされて後から降り、大阪の石切神社に参拝をするというところで目が覚めました。 (ハンドルネーム 蒼月紫野)

 蒼月紫野さん、著名なペンネームでのご参加ありがとうございます!
 神社参拝の初夢をご覧になる方はわりと多いようです。もしかして幽体離脱して神社参拝しているのか、と質問されたことがありますが、さあ、そのあたりはどうなんでしょうか。
 平安朝の服の男性にエスコートされて参拝とは、なんとも贅沢な夢ですね。そしてこれは実際に石切神社への参拝を促す夢であると考えられるでしょう。夢に登場する寺社仏閣や旧跡には、実際に行ってみるとよいということです。実際に行くことでその先へ運勢が進んでいく(設定された運勢プログラムがその時点から作動する)といったようなことがありますので。
 夢(もしくは想念)の中だけで、何かを思い描いていても現実の運勢は動きません。動かせない、と考えてよいでしょう。行動によってのみ、現実の運勢が動かせるということです。まあ、これは当たり前のことといえば当たり前なのですが。とにかくタクシーで乗り付けてドアを開けていただく、それはもう、参拝するようにという無言の強制でありましょう。
 パウロ・コエーリョの小説「アルケミスト 夢を旅した少年(O Alquimista)」は、世界的なベストセラーですので、すでに読んでいる方も多いでしょう。主人公は羊飼いの少年サンチャゴ。夢のお告げに従って、ピラミッドにある宝物を探しに行くことを決意します。ですが最後にはその宝物は自宅にあるということがわかり、故郷へと戻って宝物を手に入れるというストーリーです。
 しかしこのストーリーは、パウロ・コエーリョのオリジナルではなく、昔からの言い伝えパターンに従って書かれたものです。日本にも似たような話として「夢買い橋」という民話があります。夢のお告げに従って飛騨高山に出てきた男が、いろいろな苦難に遭った末に、自宅の裏山に宝が埋まっているという夢のお告げを他の老人から聞いて家に帰り、宝を手に入れます。そういえばメーテルリンクの「青い鳥」も、このパターンの類似ストーリーと考えられるでしょう。なんだ、最初から自宅の裏庭を探せばよかったではないか、という感想を持つ人もいるでしょうが、いえいえ、それでは見つけられないのですよ。ですから、まずは石切神社に参拝にお出かけになってみてはいかがでしょうか。
 ここでちょっと大阪の石切神社について説明します。「石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)」が正式名称です。その歴史は大変古く、皇紀2年に生駒山中に饒速日尊(ニギハヤヒノミコト)を祀ったのが起源だということです。皇紀2年っていつ?ということになりますが、皇紀元年というのは『日本書紀』で日本の初代天皇とされる神武天皇の即位年で辛酉の年、紀元前660年1月1日 (旧暦)(新暦2月11日)と定められました。ですから、計算上は紀元前659年ということになります。
 その記述の信憑性についての是非は、いったん置くとしても、とにかく大変古い神社であるということは確かでしょう。『日本書紀』によれば、祀られている饒速日尊(ニギハヤヒノミコト)は、アマテラスから十種の神宝を授かり天磐船に乗って河内国に天降り、その後大和国に移ります。一説によれば、饒速日尊(ニギハヤヒノミコト)は邇邇芸命(ニニギノミコト)の兄である天火明命(アメノホアカリ)と同一の神であるという解釈もあります。
 また、石切神社は、神社本庁に属していない、神道石切教の神社です。
 重要なことは、「お百度参り」で有名な神社であるということでしょうか。お百度参りは、平安時代末期頃から行われるようになったのではないか、という説があります。
 かつては願いを叶えるために寺社に百日間、参拝するという信仰が、のちに参道から本殿までを百回お参りするという「お百度参り」となっていきます。もしも、「今年こそは」で叶えたいことがあるのでしたら、「お百度参りの決意で!」という夢の背中押しなのかも知れませんね。
秋月さやか
2・海水が上がった広い砂浜に、いろいろな人たちがいる夢

 気持ちがいいくらい晴れた穏やかな天候の中、海へ来た。1人ではなく誰かと一緒だが誰ときたのかはわからない。海を眺めた瞬間、海水が壁のように上へ上がり、広い砂浜ができた。その砂浜にはいろいろな人種の外国人が行き来し、散歩を楽しんでいた。私は津波が来ないか心配したが、一緒にいた誰かが心配しなくてもいいよ、と言ってくれ、しばらく海を眺めていた。 (ハンドルネーム SS0915)

 津波が心配。地震国で周囲を海に囲まれた日本ですから、当然、そのような心配は誰の心の中にもあるでしょう。でも、夢の中で誰かが「心配しなくてもいいよ」と言ってくれたので、しばらく海を眺めていたということからすると、この夢は、天変地異や運勢の試練を告げる夢ではないでしょう。これから1年間は、比較的、運勢も順調と考えられます。なぜなら、夢の中の天候は、運勢の成り行きをあらわしており、「気持ちがいいくらい晴れた穏やかな天候の中」ということですから。
 この夢を拝見し、思い出した詩句があります。それはマザーグーズの中の歌なのですが、「Parsley Sage Rosemary and Thyme」(パセリにセージ、ローズマリー、そしてタイム)です。男性と女性が、互いにかけあいでその愛を問うという形式の詩句で、スカボロフェアの中に歌われる詩句なので、ご存知の方も多いでしょう。その中に、
「海原でもなく砂浜でもない 海の水と砂の隙間に、1エーカーの国を見つけて欲しい、私のために」と女性が恋人に歌いかける詩句があるのです。
 ちなみに1エーカーとは、約63m四方の広さの土地ですから、約1224坪。宅地としては広いほうですが、国ほどの広さではないので、これは自分のテリト−というような解釈になるのかも知れません。それはもしかしたら、国境に縛られない、バーチャルで自由なエリアを意味しているのでしょうか。が、このあたりは、 SS0915さんの中で、想像を楽しんでみるといいのではないかしら、と思います。なお、該当部分を含んだ一部を以下に記載しておきます。
秋月さやか
「Parsley Sage Rosemary and Thyme」
Can you make me a cambric shirt Parsley Sage Rosemary and Thyme
without any seam or needlework And you shall be a true lover of mine
Can you find me an acre of land Parsley Sage Rosemary and Thyme
butween the salt water and the sea sand And you shall be a true lover of mine

「パセリにセージ、ローズマリー、そしてタイム」
あなたは縫ってくれるだろうか 亜麻布のシャツを僕のため パセリにセージ ローズマリーそしてタイム
ただ一本も縫目を作らず 針を刺さずに縫えたなら そしたら君は定めの相手 真実の愛に結ばれし恋人
見つけられるかしら  私のために1エーカーの国を パセリにセージ ローズマリーそしてタイム 海原でもなく砂浜でもない 海の水と砂の隙間に 叶えてくれたなら 真実の愛に結ばれし恋人
3・右手で道路にぶら下がっていた夢

 知らない道路を右に曲がり下っていたが、途中で道路が折れ曲がっていて、一瞬で道から落ちたが、私だけが右手で道路を掴み、手に白い封筒みたいなものを持っていた。つまり道路にぶらさがっていた夢である。すぐに目覚めてしまいました。2017年1月1日の午前2時過ぎのことです。 (ハンドルネーム 眞那美)

 2017年1月1日午前2時すぎ、おお、それはまさしく初夢でしょう。
 この夢について一点、よくわからない部分があります。「一瞬で道から落ちたが、私だけが右手で道路を掴み」の部分です。他の方と一緒に歩いており、他の人たちは道から落ちてしまったけれど、眞那美さんだけは右手で道路を掴んで落ちなかった、ということでしょうか。それとも、ひとりで歩いており、道路から落ちそうになったはずみに持っていた荷物などは落ちてしまい、でも身一つで右手で道路にぶらさがっていた、ということでしょうか。
 しかしそのいずれであったとしても、夢全体としては、これは今後の生き方、おもに仕事を示す夢ではないかしら、と思えます。
 知らない道路を歩いているということは、いつもの道、例えば通勤路などではありませんから、これまでやったことのない仕事に関わり始めているのかも知れません。あるいは、これまでやったことのない分野について模索をしはじめている状況でしょうか。
 途中で道路が折れ曲がっていたというのは、当初の方針のままで進むことは叶わず、方針変更を余儀なくされるということです。夢の中での時間軸は、しばしば現実と前後して曖昧なことがありますので、すでにそのような事態に遭遇しているのかも知れません。
 そしてその方針変更をした後、道から落ちます。道から落ちる。これは、仕事であれば、失敗、もしくは失職の危険です。と書きますと、なんか不吉な夢と言われてしまいそうですが、そういうわけでもありません。失職の危険です。失職ではありません。下まで落ちてはいないのですから。それに、なんの失敗もせずに人生を送ることが幸福だとばかりは言えないでしょうし。失敗は貴重な経験です。
 道から落ちるということは、その道は、高いところを通っていたのではないでしょうか。つまり、眞那美さんはこれまで、特別な道を歩いていたのかも知れません。 ですが、道から落ちそうになりながらも、落ちなかった。右手で道路につかまり、ぶらさがります。さて、このような場合、人はどうするでしょうか。おそらく、再び道に這い上がろうとするでしょう。そして、再び道に這い上がれれば、復活です。
 そして右手には白い封筒。その封筒が重要な意味を持っているということでしょう。
 白い封筒といえば、何を連想するでしょうか。私なら、企画書や紹介状を連想しますが、このあたりは人によっては履歴書かも知れませんし、さまざまに思い当ることがあるのかも知れません。
 というわけで、危機は訪れるでしょうけれど、その危機を乗り越えるヒントが、白い封筒に隠されている夢、と解いてみました。
秋月さやか
4・金魚が子猫に変じていく夢

 季節は桜咲く春。若く可愛い女子高生の私は制服姿で勉強に情熱を燃やしながら、古い住宅街の中を流れる小川を挟む美しい草が生い茂る土手の上を新しく借りた部屋へと歩いていた。
 川の中は富栄養で水草が繁茂していて殆ど中は見えないが、一部水底まで透き通っていて明るい太陽の光が差し込んで輝いている。そこに赤い小さな金魚達が群れていた。それらの幾つかは何故か美しく長い黒毛を生やしていて、やがてその顔が子猫へと変じていった。更に大きな猫達が岸に現れ次々と水中に入って行く。彼らはその中で何かの姿に変じていくようだったがその輪郭はぼやけていて見えない。それらはとても知性が高く水の中から片目だけで私をじっと見つめていた。 (ハンドルネーム 火水ハヌル)

 火水ハヌルさん、著名なペンネームでのご参加ありがとうございます!
 夢の中で時代を遡ったり、昔の姿に戻っている、ということはよくあります。夢は現実を伴わない精神活動ですから、現実の肉体とは連動しない姿で登場することもあるわけです。好奇心旺盛なハイティーンの姿、それは現在のハヌルさんの精神状態ではないかと思えます。そして季節は春です。新しく物事が始まる春!
 そして金魚。金魚の原産地は中国、ざっくり言って5世紀頃でしょうか、長江(揚子江)下流域の浙江省近辺において、黒い鮒の中に、赤い個体が発見されたことが起源とされています。中国においては珍しいものが文字通り珍重されました。他と違うもの、変わっているもの。
 中国南北朝時代には飼育されていたということです。中国南北朝時代は、北魏が華北を統一した439年から始まり、隋が中国を再び統一する589年まで、中国の南北に王朝が並立していた時期ですが、アバウトには、あの蘭陵王、高長恭(こうちょうきょう)のいた時代のあたり、ということになりそうですね。
 金魚が日本にもたらされたのは、室町時代の中頃ですが、当初は貴重品でした。江戸時代には庶民にも流行します。
 「金魚(きんぎょ)」の発音は、「金余(きんよ)」に通じるとして、縁起のいいものとされているそうですが、そういえば、香港の飲茶屋に、金魚餃子というのがあったなあ、と思いだしました。
 そして金魚は猫に変身し、岸にあらわれた大きな猫たちも水中に入り、「知性の高い何らかの姿」に変じて行く。金魚にたくさんの変種が発生するのは、その染色体構造のせいであるとされているのですが、つまりは進化を意味しているのでしょう。
 金魚と猫との共通点といえば、どちらも中国から日本へ渡ってきた、ということです。そして金魚を狙うというよりも、水中に入ってあたかも金魚と一体化してさらに進化していく猫。それはもしかしたら、分類されないことをめざしての進化なのかも知れません。
 生物学者カール・フォン・リンネは、金魚を鯉の仲間だと考えたため、Cyprinus auratus(金色の鯉)と命名したのですが、DNA分析の結果、その祖先は、鯉ではなく鮒であることが判明します。
 生物にはすべて祖先があり、遺伝子を辿ることでそれは明確になります。しかし、突然変異は、その分類を曖昧にしてしまうことがあります。たとえば鮒と金魚との関係性のように。分類されることで、その属性が見極められることもたしかにあります。が、人は分類されてどこかに属することを求める性質がある半面、相反するように、分類されたくないという性質もまた持っているように私には思えます。
 この夢の中に含まれているメッセージを明確に読み取ることは残念ながら私にはできませんが、分類、進化といったようなテーマについての夢というような印象を受けました。
秋月さやか
5・妊婦さんのお腹を撫でさせてもらい、幸せな気持ちになる夢

 12月27日の夢です。野球のスタジアムへ行くと、息子の高校時代の部活の後輩が体調不良で試合に出れず、付添いのお母さんと話をしていると、その息子の後輩が、私のスカートの上に嘔吐した。水道で綺麗に洗い流し戻ると、今は交友のない中学時代の友達がいて妊婦さんになっていた。二人目で今二ヶ月といった話をしながら、そのお腹を撫でさせてもらい、とても幸せな気持ちになった。」 (ハンドルネーム てる)

 12月27日の夢ということですが、年が明けていなくても、印象の強い夢は初夢ということでOKかと思います。
 まず、わかりやすく後半部分から解いていきましょう。「今は交友のない中学時代のお友達が妊婦さんになっていた」という部分です。これは実際にその方が妊娠する夢ではなく、新たな可能性が胎児というイメージで登場しているものでしょう。今2カ月。ということは、2か月前を思い出してみてください。2か月前、どんなことがあったでしょう。もしくはこの2か月前に「こうなったらいいな」と願ったこと。きっとその願いが実現しつつあるということなのではないでしょうか。
 初夢としては、これから成長していく乳幼児はとてもよい夢ですし、妊娠も新たに誕生する命を授かるということではやはり吉夢の部類に入るかと思います。ただし、2カ月ということは、まだまだ大事に育てていかなくてはならないということでもあるでしょう。
 息子さんの後輩が登場しますが、体調不良で嘔吐しています。嘔吐は与えられたものを受け付けることができない、そして成長していくことができない(拒食)という意味でしょうか。息子さんの後輩として登場しますが、息子さんはもう親離れしている年齢でしょうか。
 おそらく、子離れして、新しい未来に向かって(これが二人目の子供という意味)進んで行きましょう、という夢なのではないかしら、と私には思えます。
秋月さやか
6・刃物で刺される夢

 ライブのチケットがなくて当日券を貰う途中に、横断歩道に大きな刃物を持った男が警官に取り押さえられていました。野次馬が多く夜でした。そして場面は変わって、次は違う人が、私の友達を包丁で後ろから刺していました。その時の刺さる音も鮮明に覚えています。起きるときに、これが初夢なのかと落胆しながら目覚めた記憶があります。不安で仕方ないです。 (ハンドルネーム ゆーさん)

 現代社会には悲惨な事件が起こることがあり、痛ましいニュースの画面を眺めながら「もしもこんなことが起こったらどうしよう」と誰しもが不安に感じます。そのような不安な気分に連動してみてしまった夢なのではないでしょうか。
 夢の中では、ゆーさんご自身は刺されてはいません。悲惨な印象の夢ではありますが刺されてはいません。これは大事なチェックポイントです。時々、「すごい夢だったんです、こんなことがあってあんなことがあって、もう大変で。。。」「夢の中のあなたは何をしていましたか?」「それを眺めていました。」という展開の夢を話してくださる方がいます。「何が起こるのですか?」「いえ、たぶんあなたには何も起こらないでしょう。だって、夢の中のあなたはただ眺めていただけだから。」というお答えになる場合もありますので。
 そしてこのような夢は、たいていが予知夢ではありません。画面で見たニュース記憶の繰り返し、もしくは不安がみせる想像でしょう。ただ、心身は疲れているようですから、休養は必要です。夜遊びは控えてください。
 そして、この夢を初夢とする必要はありません。他にもっと夢をみているはずです。ぐっすりと眠って、印象的な夢を思い出すように心がけてみてください。
秋月さやか
7・鬼ごっこの夢

 出身小学校で鬼ごっこしていました。私は鬼で、誰かを追いかけて走っていました。するとT先輩(私の本命、2つ年上)が走ってきて、私の手を掴みます。私とT先輩は手を繋いで走っていました。暫くしてT先輩は手を離して何処かに行ってしまいます。私は追いかけませんでした。
 いつの間にか、私は鬼ごっこの牢獄にいました。そこにはK先輩(1つ年上)がいました。私はK先輩にも好意を持っています(本命と中々会えないせい。でもK先輩は好きな人がいる)。そのK先輩は捕まっていて牢獄の中でしたが私に手を差し出してきました。私は彼の手を掴みました。これでこの夢は終わりでした。 (ハンドルネーム みけ)

 「鬼ごっこ」の夢は、そのまま恋人探しの夢です。T先輩が走ってきて、みけさんの手を掴む。そしてT先輩と手を繋いで走る。現在進行形でおつきあいをしている状態ですよね。でも、しばらくするとT先輩は手を離して何処かに行ってしまい、みけさんは追いかけなかった。もしかして、T先輩とのおつきあいはそろそろ終わるかも知れません。でも、みけさんは夢の中では追いかけないので、きっと未練はないでしょう。
 次に、K先輩が手を差し出してきて、みけさんは彼の手を掴む。それはK先輩のアプローチを受け入れるということでしょう。ですが、牢獄ですから、K先輩はそこから出てくることはできません。となると、牢獄の中に掴まっているK先輩は、みけさんの自由にはならないということです。つまり、K先輩は好きな人のことを忘れられないのかも知れません。となると、安易にK先輩のアプローチに応じるのはいかがなものか、という感じではありますが…。
 どうやら恋の別れと次の恋の始まりを付けている夢という解釈はできそうです。夢は可能性ですから、この夢が必ず成就するかどうかはわかりません。もしかして、また「鬼ごっこ」の夢をみるかも知れません。T先輩と別れたくないなら、夢の中で、しっかりとT先輩の手を掴んでください。そうすれば、未来は変えられるかも知れません。
秋月さやか
8・旅行の計画を立てる夢

 新年の最初の夢は、数人で旅行の計画をたてていました。雰囲気はわきあいあいとお茶をしながら楽しんで計画をたてていました。具体的な場所や日程はわかりませんでしたが、言い争いや喧嘩にはならず、笑いながら決まっていきました。
 伊勢神宮の元旦の深夜4時頃から参拝をしましたが、電車の切符の時刻の刻印が、「1月1日1時11分」と打たれたり、参拝後に、野生のたぬきに出会ったりなど新年から珍しいことに遭遇しました。今年は新展開の年で成功する年になるのでしょうか。流れに身を任せていけばいいでしょうか。 (ハンドルネーム やました)

 「旅行の計画」は、そのままこれから1年間の計画を意味しているのでしょう。やましたさんが、日常的に移動の多い仕事をしているなら、これまで通りの仕事が続きそうですが、ほとんど移動の伴わない内勤業務であるなら、転職の可能性も考えられそうです。
 すでにこれから1年間の計画はおありかと思いますが、もしも、未だ計画を立てていないようなら、それを考えることから始めましょう。レジャーではなく、仕事の計画です。夢の中では数人で計画を立てているということですから、仲間が必要なようです。新展開になるにせよ、流れに身を任せていくにしろ、仲間は大切ということのようです。そして、あらかじめ計画を立てることも大事です。流れに身を任せるとしても、それは何もしないで待っているということではなく、計画を立てた上で、周囲の流れに逆らわずに進んで行くことですから。
秋月さやか
9・スズメバチの巣からミツバチが出てくる夢

 葉の生い茂った大木を思い切り叩くとスズメバチの大きな巣があり、中から(なぜか)蜜蜂(ミツバチ)の大群が出て来ました。家の中に逃げこんで、大きなガラス窓からスズメバチや蜜蜂(ミツバチ)が網戸に挟まっているのを眺め、刺されなくて安心していました。 (ハンドルネーム きらり)

 スズメバチは肉食で、しかも凶暴で、針には猛毒があり、何回でも刺すことができます。一方、ミツバチは花の蜜だけを集め、毒針は持っているもののその毒は弱く、一度刺すと、自らの命を終えてしまいます。同じ蜂なのに大違い。ですけれど、どちらも蜂の仲間なのですよね。
 さて、蜂の巣はしばしば共同体にたとえられます。たとえば職場。職場には、それこそいろいろな人がいるでしょう。働き蜂はすべてがメスですので、女性の多い職場かも知れません。肉食系のスズメバチのような女性や、かいがいしくけなげなミツバチ系の女性もいそうです。そして、これは職場でのトラブルを暗示している夢ではないかと思えます。
 葉の茂った大木は、「寄らば大樹の陰」などという言葉もあるぐらいですから、大組織。「葉の茂った大木を思い切り叩くと」というのは、問題提起などを含めたアプローチでしょうか。しかし、いきなり叩く前に、周辺の状況は調べたほうがいいでしょう。慎重に行動したほうがいい、ということです。
 そして、もう一度、夢を思い出してみてください。最初にスズメバチの巣からでてきたのはミツバチ。しかし、きらりさんが家の中に逃げ込むと、ガラス窓にはスズメバチもいたということでしょうか。それとも、ミツバチをスズメバチだと思い込んでいただけでしょうか? つまり、スズメバチが追いかけてきているのか、ミツバチだけなのか。そこがポイントです。ミツバチだけだったら、逃げればそんなには追いかけてきませんから大丈夫でしょう。
秋月さやか
10・スーツケースの中に荷物が入らない夢

 1月1日のAM1時半ごろに夢で目覚め、あら・・・一応初夢の時間帯・・・いや、しかし、と1日の夜の夢を待ち、結局3が日のうちに似たような夢を数回見てしまいました。
 (1)修学旅行や合宿のように同世代と団体旅行に行っていて、(2)宿泊場所が和風のものすごく広いというか増築を重ねたような入り組んだところでどこが自分の部屋かわからなくなったりして迷い続ける、(3)部屋で帰り支度の荷物をつめるが荷物が入らなくなってしまいあせる。(4)集合時間が間際になっていて間に合わないんじゃないかとあせる。
 なぜか(3)の夢をまた見てしまったなぁと思うくらい見ます。かばんやスーツケースは小さくないです。あふれるくらいになってしまった洋服類とかがメインで、なんでこんなに増えたんだろうとか、どうしてこんなに詰めてきたかなぁとか、なんで昨日荷物つめをしておかなかったんだろうと思うことが印象的で、かつ、必ずまもなく集合時間という感じなのです。あせる。あせってはいるのですが、いいやぁ、もう、残していってもきっと送ってくれるなぁーなどとなってました。 (ハンドルネームYOUME)

 どうやら仕事の夢ではないかしら、と思えます。
 (3)部屋で帰り支度の荷物をつめるが荷物が入らなくなってしまいあせる、「かばんやスーツケースは小さくないです。あふれるくらいになってしまった洋服類とかがメインで」ということですが、洋服は、自分の外見もしくは社会的な姿でしょう。おそらく、これまでにいろいろなスキルを身につけてらっしゃると思いますし、やりたいこともたくさんあるのではないでしょうか。ですが、たぶん、詰め込み過ぎ。なりたい自分がたくさんあり、そして、そのどれも実現できるだけの能力をもっているのかも知れませんが、体は一つです。
 もちろん時間も有限です。集合時間は、何かのリミットであるとも考えられますが、時間は有限であるということをあらわしているようにも思えます。
 「いいやぁ、もう、残していってもきっと送ってくれるなぁーなどとなってました」ということですが、団体旅行の集合時間ということは、その旅館を出立する時間が迫っているということです。おそらく、職場を変わられるでしょう。ですが、これまでの職場への未練もあるのでしょうか。
 まず、お洋服を減らしませんか? スーツケースに入る程度に。つまり、精神的、運命的な部分での断捨離が必要な状況かも知れません。
秋月さやか
11・小人になって紙袋からコートのポケットの中にしまわれる夢

 綺麗な紙袋のなかにわたしはちっちゃくなって入っていました。袋の口に手をかけて外を見ています。子犬か子猫のようなかんじで。
 ある男性がそれをひょいと取り上げて、しばらく持ち運ばれました。外の景色は草原のようなところ。そして、また別の男性のところに着くと、紙袋を手渡して去っていきました。二人は何か会話をしていたのですが、よく聞こえませんでした。男性たちを知っているような気もするのですが、誰なのかはっきりわかりません。やがて最初の人が見えなくなり、二番目の人はわたしを袋から取り出して、コートのポケットにそっとしまって歩き始めました。 (ハンドルネーム たまねぎ)

 ファンタジーのような夢ですね。あなたは小人になっていて、袋に入ってある男性の手によって運ばれていき、次の男性があなたをコートのポケットにしまって歩きはじめる。
 これは結婚の夢かも知れません。夢は時を超越するので、予知夢であるのか、それとも過去の状況を再認識しているのかは判然としないのですが、もしかしたら、最初の男性はお父様、次の男性は結婚相手。もしくは再婚を告げる可能性もありそうです。
 ですが、ちょっぴり気になるのは、袋に入って運ばれて行く、ポケットにしまわれて行く、というところでしょうか。いえ、それでOKとご自身が感じているなら、問題はありませんが。夢も運命も、あなた自身のものですから。
秋月さやか
12・誰か男性の膝に乗り、家族と話をしている夢

 龍らしきものの背中に乗り、空を飛んだのです。キラキラしていてふわふわした毛が気持ち良く、何処かに行くようで、私以外にも人ではないものが一緒にいたような。
 それからすぐに場面が変わり、私は誰か男性の膝の上に座り、家族と話しをしているところで目が覚めました。私を膝に乗せていた人は、お互いとても好きな間柄のようで。でも、私は未婚で彼氏もいません。 (ハンドルネーム レイン)

 まず、空を飛ぶ夢は、基本的に吉夢です。(ただし、怖い思いをしたり、墜落しなければ、ですが。)
 そして、次の場面では「お互いに好きな間柄でいる男性の膝の上に乗り、家族と話をしていた」ということになるかと思います。
 これは結婚の予知夢でしょう。現在、未婚で彼氏もいないとしても、今はまだ知り合っていない誰かと結婚することを告げている夢ではないかと考えられます。
 一般的に、夢の中に片思いの相手が登場したり、その男性の顔がはっきりとしている(なおかつ好みのタイプ)といった夢は、「充足夢」といって、願望が夢にあらわれただけなので、予知夢にはなりません。ビジュアルというのは、想像の世界で容易に創りあげられてしまうものなのですが、そうではなく、より現実的な感覚が伴っているのであれば、その夢は予知夢である可能性が高いということです。この夢には、男性の顔は登場していません。ですから、知っている人ではないでしょう。
 そして、予知夢としては「お互いとても好きな間柄のようで」、「誰か男性の膝の上に乗り、家族と話をしていた」という部分が大切なのです。現実を考えてみてください。実際に恋人がいる場合、いつもいつも相手の顔ばかりみて生活はしていないはずです。相手の気配が感じられたり、膝や手などを触れあうという感覚のほうが現実的でしょう。そういう意味で、この夢は現実感を伴った予知夢の可能性が高いように思われます。
秋月さやか
13・駅の改札付近でアイスクリームを選ぶ夢

 私は駅の改札付近にいました。そしてその近くにあったアイスクリームショップでアイスを選んでいました。多種類のアイスから迷いつつも枝豆のアイスを選ぶ。といった内容が初夢でした。 (ハンドルネーム 輝夜)

 改札付近ということですが、電車の駅のようですね。これから電車に乗るのでしょうか?それとも降りてきたところでしょうか? 乗り物の行き先は、これから向かう先、つまりめざしている方向を告げることが多いようです。通勤に使っている駅の風景であれば、これまでのような日が続くことを意味しているでしょう。
 しかし、通勤のために駅に居るわけではないのであれば、そのうち大きな旅行や人生の転機が訪れるかも知れません。少なくとも、これからの行き先について考えることになるでしょう。駅とはそのような場所だからです。
 もしもまだ乗る列車も決まっていない、切符も買っていないという状況であるなら(現代社会で切符を買う人はあまりいなくなっているかも知れませんけれど)、仕事探し中、あるいは人生これからどうしようかという思案中の時期となるでしょう。
 アイスクリームに限らず、お菓子を買ったり選ぶ夢は、気晴らしの楽しみを求めていることをあらわしています。いろいろなアイスクリームがありますね。枝豆味? (枝豆の産地なのでしょうか)、しかしアイスクリームはすぐに溶けてしまうお菓子なので、「つかの間の楽しみ」をあらわすと解釈している夢占いの本も多いようです。
 もう一度夢を思い出してください。アイスクリームよりも、駅の状況を思い出してください。そして夢の中で、あなたはこれからどこへ行こうとしているのでしょうか?
秋月さやか
14・ホームで電車が来るのを待っている夢

 ホームで電車が来るのを待っている。私鉄っぽい真っ赤な電車がやっと来たら反対側のホームで、慌てて並び直す。列はごちゃごちゃに。振り返ると、最初に待っていた方のホームにシルバーにピンクの線が入った地下鉄っぽい電車が来たので、こっちで合っていたのかとそちらの電車に乗り込む。中には運動後らしい高校生か大学生男子の集団が残ってて、折り返し運転なのにうだうだとして降りそうにもない。
 沢山の人が電車に乗り込んだが、一緒に乗り込んだMちゃんと靴を履き間違えたらしく、片方彼女の赤い靴(右)を履いている事に気付く。慌てて違う方向に流されていくMちゃんと靴を取り替えた。Mちゃんは両足揃ったけど、私の靴はちぐはぐ。 (ハンドルネーム ココ)

 もうひとつ、電車の夢をとりあげましょう。
 この夢は、前半は電車、後半は靴がテーマとなっています。
 まず、ホームで電車が来るのを待っています。やってきたのは「私鉄っぽい真っ赤な電車」、それもやっと来たという感じです。しかし反対側のホーム。つまり、待っていた側ではなかった方にやってきます。なので、向きを換えます。ですが、最初に待っていた方のホームに「シルバーピンクの線が入った地下鉄っぽい電車」がやってきて、こっちで合っていたのかと、やはり最初のホームの側から電車に乗り込みます。やっぱり最初のホームでよかったんだ、ということです。
 どちら側を向いたらよいのかで迷ってしまったということです。では、この2つのホームは、何が違っているのでしょう? 快速と各駅の違いでしょうか?それとも、行き先そのものが違うのでしょうか?夢をもう一度、思い出してみてください。そこに、運勢を解く手掛かりがあるようです。
 電車は仕事(生き方)を意味していることが多いといえます。たとえば、仕事のプランをたてたけれど、なかなか物事が動かない、ようやく動いたと思ったら、ポジションを換えなくてはならない。と思ったら、最初のプランが動き始めた、といったようなことです。つまり、もうちょっと初志貫徹、待ってみてはどうでしょうか。
 折り返し運転なのに、乗っている学生たちが降りそうにない。つまり、この学生たちというのは、職場のアルバイトさん? なかなか思うようには行かないのかも知れませんが、大事なことは、その電車はどこへ向かっているのか、ということです。
 そして、友人でしょうか?Mちゃんと靴を履き間違える。靴は生き方です。Mちゃんとココさんの生き方を比べてみたことはありますか? 彼女の靴は赤い靴です。電車も、赤い電車でしたよね。
 Mちゃんは違う方向に流されていきます。赤い電車も、もしかしたら違う方向に行く電車だったということでしょうか。つまり、どちら側に向かって進んで行ったらよいのかが、曖昧です。仕事の選択に迷っている時などにも、こうした夢をよくみるようです。
 私事ですが、私もホームで電車を待っている夢をみたことが幾度もあります。ある時には、向かい側のホームに、同業界の著作者がお二人、電車を待っていました。目が覚めてから、あの人たちは、私とは違う路線で仕事を考えているんだろうなあ、と思いました。
 ちぐはぐな靴は、たいていの場合、生き方が定まっていないことです。たとえば世の中には2足のワラジという生き方もあります。本業と副業を持つというような生き方です。それでうまくいっている人もいるのですが、それが難しいという人たちもいて、たぶんこれは、本業と副業のバランスも含めた、生き方についての迷いなのではなしかしら、と思えます。最初のホームの場面で、電車はどこへ行こうとしていたのか、そしてMちゃんとココさんの生き方はどこが違うのか、あたりが夢解きのポイントではないかしら、と思えます。
秋月さやか
15・猿の夢、犬の夢。そして申と戌の間には?

 夢その1 イタズラな猿を追って雨で濡れた路面の坂道を自転車で上がって行くと、頂上に着きました。坂を上がった所は断崖絶壁、その下に海が見えます。廃墟と化した建物に猿は逃げ込んで消えてしまいました。広場には祭壇のようなものがあって、線香の煙がもくもく立っています。お葬式なんだそうです。祭壇の上に天女のような服装の若い女性が横たわっています。まるで眠って居るようで、とても死んで居るとは思えない顔色でした。
 夢その2 浜辺に突き出した形で、横から見ると『へ』の字の形をした岩山が有って、ワタクシはその頂上から海を見ています。海の中で、犬が潜水して泳いで居ます。
 手元にラジコンのコントローラーを握っていて、操作するとドローンが飛んで、それがワタクシを吊り下げて飛ぶんですよ。そのまま空港に向かう(飛んで)んですが、海を越えビルを超え、空港に近づくと、いきなり飛んで来た旅客機が目の前で墜落して大爆発! 驚いてビルの屋根にドローンを着陸させて逃げるという夢でした。 (ハンドルネーム ぷにぱぱ)

 さて、夢を解くために、必ずフロイト先生やユング先生の助けが必要ということはありません。「アルテミドロス」も偉大ですが、「アルテミドロス」がなくても夢は解けます。
 昨年、私は『占いの世界』の連載で「日本の夢占い」を扱いました。東洋文化圏には独自の夢解きの伝承があり、日本独自の夢解きの伝承も存在しています。日本の夢解き(夢判じ)では、夢を判じるテクニックのひとつとして駄洒落が重要です。なんと駄洒落?!
 夢その1では「猿」が登場します。夢その2では、「犬」が登場します。「猿」は「去る」。そして「犬」は「去ぬ(いぬ)」に通じ、どちらも去っていくことを意味しています。日本では、猿は「災難が去る」に通じるとして厄除を意味する存在でもあります。が、去っていくものは夢によってさまざまです。何が去っていくのか? もしくは何から去るのか?
 夢その1で登場した猿は、断崖絶壁の頂上に、ぷにぱぱさんを導いていきます。そして猿は廃墟と化した建物に逃げ込みます。祭壇の上に天女が横たわっています。天女はミューズのような存在でしょうかね。まだ覚醒していないんですね。猿は現実世界からぷにぱぱを連れ去り、ファンタジーの世界に導いたのではないでしょうか。(現実から逃避したい、という気持ちが猿となって登場したという解釈ができるのではないかしら、と思います。)
 夢その2では、岩山の上から海をみています。そして犬。犬泳ぎしているんでしょうね。ドローンに吊り下げられて空港に向かいますが、旅客機大爆発ですが、ビルの屋上にドローンを着陸させて無事に逃げることができます。飛行機や列車の事故などの大惨事は、アクシデントに遭遇する予知夢の可能性もありますが、夢の中では無事に逃げることができているので、問題はないでしょう。慌ただしく、いろいろなことから逃げ、そして窮地を切り抜ける。そんな日々でしょうか。どうやら「逃げる」ということがテーマになっているようにも思えます。
 そして大切なこと。2016年は申年。2018年は戌年。2016年と2018年の間が2017年。夢の意味は?と問われたなら、申と戌の間は2017年、というのがその答えかも知れません、なかなか洒落の効いた夢といえそうです。ということで、今回の初夢公開鑑定のトリは、ぷにぱぱさんの夢で締めたいと思います!
秋月さやか

本年も、たくさんの夢のご応募、ありがとうございました!
公開鑑定という場の性質上、たくさんの方が読むことを前提に選ばせていただいておりますことをご了解ください。

※ この記事は、筆者秋月さやか公式サイト内の記事を元に作成しています。
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